2010年10月10日日曜日

grub の再インストール

SATAをRADID構成にして IDEにboot用のHDDをつなげる

古いマザーだと HDDの認識は IDE → STAT だったりするが
最近のマザーや IDEが別チップになっていたりすると
HDDの認識が SATA → IDE になったりする

Atomも VGA内蔵となった為、接続されるチップセットはNM10になっている。
このNM10がやっかいでIDEの I/F は省かれている。
その為、VGA内蔵ATOMのマザーはほとんどIDEのI/Fを持っていない。
今回使用してた Gigabyte の GA-D510UD は ATOMマザーでは珍しく
IDE がついている
"GIGABYTE SATA2" というチップで IDE + SATA-RAID のI/Fを持っている。
Ubuntu Serve 10.4 はこのチップにも対応しているの問題なく接続した
HDD は認識されるのだが、やはり認識順番は NM10 のあとになってしまう
なので、IDE接続といえども HDDの1番目としては認識されない。
grub は /dev/sda にインストールされてしまうので本来bootデバイスとして
使用した IDEのHDDでは boot できないことになってしまう。

マザーのBIOSではHDDの起動順番を変更できるので問題ないが ubuntu の
インストーラが grub をインストールしてくれないのではどうしようもない。

RAID構成をしているので、RAID用のHDDに grubがインストールされても、HDD
交換した場合、当然の様に boot できなくなってしまう。

そこで、インストール後にレスキューモードにて IDE接続のHDDに grub を
再インストールする。


HDDの構成は以下の様になっている

STAT0: /dev/sda HDD1 RAID1 物理disk1
STAT1: /dev/sdb HDD2 RAID1 物理disk2
IDE0 : /dev/sdc HDD3 /boot ←こいつでブートしたい

パーティション
/ /dev/md0 → /dev/sda1 + /dev/sdb1
/boot /dev/sdc1

レスキューモードでは /dev/md0 を / にマウントし、そこでシェルを動かす
この場合、 /dev/sdc1 は自動でマウントしないので手動でマウントを行う。

今回の構成では / と /boot が異なるHDDになるので以下のコマンドで grub を
再インストールする。

# grub-install --root-directory=/ /dev/sdc


エラーが出なければ完了である。
シェルを exit し、再起動すれば IDEのHDから boot ができるようになる。

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